こんにちはnaviです。
今回の記事では、線維筋痛症患者が太りやすくなってしまう原因と肥満対策を紹介します。
こんな悩みを持っている線維筋痛症患者さんはいませんか?
naviは線維筋痛症の発症後、5年間で15gも体重が増加してしまいました。
痛みを我慢して散歩をしてみても、十分な距離と時間を確保するのはむつかしく、効果はいまひとつでした。
それもそのはず!実は、線維筋痛症で太ってしまう原因は、運動不足以外にもあるのです。
運動以外の原因に意識を向けずに、運動ばかりに注目すると「痛い思いをしているのに、まったくやせない!」状態になってしまいます。
今回の記事では、線維筋痛患者が太ってしまう原因を5つ分かりやすくまとめています。
太る原因を正しく理解すると、無理をせずに体重や体型の維持が実現可能です。
この記事で分かること
- 線維筋痛症になると太りやすくなる原因。
- 太る原因への対策。
『太る』とは?
『太る』とは、体重増加や体型が変化した状態を指します。
同じ『太った』という結果でも、体重増加と体型の変化では途中経過は少し異なります。
体重の増加
『太る』のひとつは「体重の増加」です。
「体重増加」の原因は『エネルギーの摂取量が消費量を上回るため』です。
過食して運動をしなかったり、食事量が変わらなくても運動量が低下すると生じる現象です。
摂取したエネルギーが活動により消費されなければ、脂肪として体内にため込まれ体重が増加します。
体型の変化
筋肉はからだを動かす以外にも、コルセットのようにからだを引き締めて体型を維持する働きもしています。
筋肉の維持には多くのエネルギーが必要なので運動量が減少すると、脳が筋肉を不要と判断して分解をはじめます。
筋肉が減少すると、お腹やおしりが垂れて太った外見になるのです。
線維筋痛症患者が太りやすくなる5つの理由
線維筋痛症で太りやすくなる原因は、運動不足以外に4つあります。
5つの原因を把握して、無理なく太りにくいからだを作りましょう。
運動不足
線維筋痛症になると、筋肉や関節の痛みや倦怠感が出現して運動が困難に!
運動不足になると『エネルギーの消費量が減少』します。
消費されなかったエネルギーは、脂肪としてからだにため込まれるので、結果太ってしまうのです。
ウォーキングは開始30分から脂肪が消費され始めると言われています!
つまり、線維筋痛症で効果が出るまで歩くのは・・・無理ですね💧
ストレスを感じやすくなる
線維筋痛症になると継続的な痛みや倦怠感、生活に対する不安から慢性的にストレスを感じるようになります。
ストレスに晒され続けると、『ストレスホルモン』が分泌されます。
『ストレスホルモン』は『糖』や『脂質』を体内にため込む物質を分泌させるので、ストレスは太りやすいからだを作る原因になるのです。
痛みがストレスになり、ストレスが痛みを強くする…⁉
太ることで更にストレスを感じて、痛みが増加…地獄かな?
睡眠障害
線維筋痛症では、睡眠障害が起こりやすいです。
痛みが強いと睡眠導入剤も効果が出にくいので、慢性的な睡眠不足を招きます。
睡眠不足は食生活の乱れや慢性的な疲労、強いストレスになるので太る原因としては十分です。
1週間くらい眠れないこともるから、
ストレスでハゲあがりそうだよ💧
食生活の乱れ
睡眠障害が起こり生活リズムが乱れると、食事のタイミングが不規則になります。
食事の時間や回数が乱れると、からだが栄養をため込みむので太りやすくなります。
またシャンクフードや冷凍食品、コンビニ弁当を利用する機会が増加すると、糖質や脂質の摂取量が増えて太る原因になります。
日本人は飢餓細胞が機能しやすいのです。
食生活が乱れると脂肪をためやすい体質になるよ!
薬の副作用
線維筋痛症の治療では疼痛や倦怠感を軽減するために、鎮痛剤や抗うつ薬、睡眠導入剤を使用するケースが多いです。
抗うつ薬や睡眠導入剤には、心身をリラックスさせる効果があり食欲を増加させます。
また睡眠導入剤の副作用で意識が不鮮明になったり、記憶障害が起こることもあるので、意図せず食べ過ぎてしまうこともあります。
食べ過ぎないように気をつけていても、
くすりの副作用には抵抗できないよ💦
太りやすさ対策
線維筋痛症による『太る』を予防するためには、原因を理解したうえでしっかり対策する必要があります。
健康な時に比べると完全に調整することは難しいので、無理のない範囲で対策をしましょう。
無理のない範囲で運動する
線維筋痛症では、等尺性収縮を伴う運動が有効です。
場所を選ばず、負荷量を自分で調整できるので無理なく取り組めます。
からだの機能を維持しつつ、筋肉を活動させて肥満を予防しましょう。
等尺性収縮の運動はこちらの記事にあります。
ストレスを管理する
ストレスを継続的に受けると、痛みの悪化や睡眠障害の原因になります。
ストレスを管理してからだの負担を軽減しましょう。
半身浴やマッサージ、瞑想、ヨガなどはリラックス効果が高くおススメです。
マッサージと半身浴は私のおススメ♪
筋肉が柔らかくなると、痛みのも緩和されますよ!
睡眠の改善
睡眠障害で不眠や睡眠の質が悪化すると、基礎代謝低下やストレスから太りやすい体質になります。
睡眠を改善するためには、痛みを軽減することが一番大切です。
医師と相談して自分に合うくすりを処方してもらいましょう。
また、『寝る2時間前は食事をしない』『睡眠のにはスマホの画面を見ない』といった基本をおさえて、良質な睡眠を確保してください。
自分にあった寝具を使用するのも良いですね!
食事の改善
線維筋痛症では、食事が不規則かつジャンクなものになりがちです。
食事はからだ作りに欠かせない要素なので、可能な範囲で健康を意識したものを摂取しましょう。
オメガ-3脂肪酸やビタミンC、リコピンを多く含んでいる食品は、疼痛緩和効果が期待できます。
【おススメ食材】
キノコ類 | エリンギ、シイタケ、マイタケなど |
魚類 | サーモン、マグロ、サバなど |
野菜 | ほうれん草、カリフラワー、アスパラガス、トマトなど |
ナッツ類 | アーモンド、クルミ、マカダミアナッツなど |
ナッツ類や豆腐、納豆などを買い置きしておくと便利ですよ。
くすりの影響を減らす
線維筋痛症の治療に使われるくすりは、強力な効果と副作用を持っています。
症状に対するくすりの影響は、バランスをとるのが難しいですが、担当医と十分に話し合い調整することが大切です。
また、くすりは勝手な判断で服用方法を変更しないようにしましょう。
前回分を飲み忘れて、あとから2回分まとめて服薬するのは、
とても危険なので絶対やめてください!
記事の振り返り:線維筋痛症には太りやすくなる5つの原因がある!
線維筋痛症では、運動量が減るだけでなく慢性的なストレスや不眠、食生活の乱れ、くすりの副作用など5つの『太る』原因があります。
どの原因も線維筋痛症患者が注意して対策をしても、完全にコントロールすることはできません。
患者本人は、太ってしまうことに不安や罪悪感をもっていることが多いので、周囲のひとは痛みや不安に理解を示し寄り添ってみてください。
ストレスが軽減すると痛みの緩和が期待できます。
まとめ
線維筋痛症になってしまうと、色々な要因が重なり太りやすくなってしまいます。
線維筋痛症は難治性の病気で、闘病が長期化することも珍しくありません。
患者さんも周囲の人も不安になると思いますが、しっかり治療すれば痛みを軽減することは可能です。
短期間でのできごとにとらわれず、長い目でみて治療とからだの機能維持に努めましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。本記事がお役に立てば幸いです。
それでは、またのおこしをお待ちしております。
無理なダイエットや闘病は長続きしません。
適度に自分を許す生活をしましょう♪